茅野市の企業がバイオトイレ製造

以前からバイオトイレに興味がありましたが、諏訪地方で開発している業者がある事は知りませんでした。

長野日報2008-6-30
経済 : バイオトイレ「完成形」 茅野の大央電設工業製造へ
 茅野市南大塩の大央電設工業(町田喜義社長)は、これまでのバイオトイレに新しい技術の「尿内有価物分離装置」を装着した新製品の製造に着手する。これにより、同社が環境への負荷軽減を追求してきた、バクテリアを利用したバイオトイレが「完成形となる」(同社)。
 同装置を使うと、尿の中に含まれるリンや窒素を回収することができる。し尿として廃棄されていた成分を回収して、資源化が可能になる。
 同社の説明だと、体内に食物などから取り込まれた栄養素を無駄に捨てず資源として再利用ができることに加え、浄化処理後に河川に流入して環境に負荷を与えていた一因を取り除くことができる。
 装置は独立行政法人科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業により新しく開発された技術で、実施権が同社に許諾された。
 同社はこれまでに、条件の厳しい災害地や山小屋で活用できるバイオトイレの製品化を柱に進めてきた。
 し尿を完全に分解するのに必要な条件(温度、水分、酸素など)をそろえるため各種の技術開発を重ね、太陽光発電の効率的な蓄電方法などに加えにおいの発生を抑えるための工夫など、さまざまなノウハウを蓄積している。
 今回、新たな装置をバイオトイレに搭載できる背景には同社のもう一つの工夫がある。独自に、便器に排出用の穴を2つ作り尿を分離、貯留できるようにしたセパレート便器を製造したこと。
 同社は「一連のシステムを活用すると、し尿を完全に分解・分離・処理して、環境に最も適した自然循環型のバイオトイレが完成する。し尿を廃棄物として処理するのでなく、資源として大地に戻すことができる」とした。
 町田社長は、市街地で災害時に使えるトイレの設置は地域の防災の備えとして必要不可欠と指摘し、「公園などに常設することで、し尿を完全に分離、分解するバイオトイレが能力を発揮する」としている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

前の記事

清流 砥川

次の記事

今年の梅(と、アンズ)