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毎年この時期に行われる、諏訪の林業関係団体の研修会に同行しました。
最初の見学先は、南木曽町の株式会社勝野木材。
主に桧の加工製品を出荷している材木屋さんです。

平日で当然工場が稼働中のため、マイクを使っても説明していただいている勝野社長の声が聞こえにくかったのが残念ですが、意気込みの強さを感じます。
それは設備にも現れていて、近年中にはJAS認定の材を出荷する準備があるとのこと。
木材といえば天然の材料ではありますが、ここでは工業製品です。
人工乾燥機も8台保有し、ヤング係数等、強度を計測するためのグレーディングシステムを導入していたりと、県内でも希な設備です。
でも、出荷のほとんどは某メーカー向けで九州へ行くそう。
これは社長も多少残念がっていて、やはり地元で使って貰いたいとおっしゃっていました。
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次は塩尻の征矢野建材プレイリーファクトリー。
こちらは主にアカマツの加工製品を製造出荷しています。
フローリングや腰板、幅木・回り縁などの造作材等が主ですが、
興味を引かれた、のは梁に使用する丸太を製品として出荷しているところ。
機械で加工するためか、ほとんどはタイコ挽きで真っ直ぐな材のようですが、別のプレカット工場ではかぶと蟻の加工も機械でできるようで、感心しました。
他にも窓枠やドア等の商品化に向けた研究もされているようです。
最後に征矢野建材で開発中に重ね梁の強度試験を、林業総合センターにて見せて貰いました。
ここでいう重ね梁とは集成材ほど小角材を貼り合わせるのではなく、3寸角を3つ合わせて、せい9寸の梁、といったように作ったものです。
これなら現しの構造材としてもみっともなくなさそうです。
この視察は地方事務所の林務課でとりまとめている関係上、林業関係者の皆さんが参加しているのですが、80名を越える参加者がありました。
以前に参加させていただいた時も結構な人数で驚いた経験があります。
でも本来であれば、私たちのような設計者たる建築士が顧客に提案できるように、もっと参加すべきではないでしょうか?