信州まつもと空港(県営松本空港)の三つしかない路線の一つ、札幌線が廃止の方向にあるようです。
一番の理由は、運行会社の日本航空が札幌線に使っている機体「MD-87」をさせたいためだとか。
他の路線である、大阪、福岡との間は日本エアコミューターが運行しており、すでにプロペラ機の「Q400」が導入されています。
信州まつもと空港は諏訪から高速道路を使えば一時間もかからない距離にある空港にも関わらず、札幌線廃止論議は諏訪で聞くことはありません。

先日記事にした、信州伊那谷の風力発電計画についてもそうですが、圏外の話題ではあるものの、諏訪とは山一つ越えただけの近いところなのに。
いっそ、ベンチャーで新規航空会社でもつくりますか?!(儲からなさそう・・・)
ちなみに我が家では春先に福岡方面への旅行を計画しようと思っています。
もちろん、信州まつもと空港を利用する予定です。


中日新聞 1月22日
存続模索も視界不良 日航・松本発の札幌線廃止問題
日本航空が県営松本空港(信州まつもと空港)の札幌線の廃止を検討している問題は、存続に向けた模索が地元を中心に本格化し始めた。週内には、日航が県に対して正式に廃止方針を説明する見込みで、県も対応を迫られる。しかし、路線存続に向けた方策は今のところ見い出せず、日航との交渉は難航が予想される。 (加藤弘二、赤川肇)
 「札幌線がなくなれば、空港そのものの存続も危ぶまれる」。札幌線存続に向け、街頭署名を始めた松本青年会議所の丸山嘉正理事長は、危機感を募らせる。
 札幌線は昨年度の利用者が6万1000人に上り、空港利用者全体の半分を占める。1994年のジェット化整備とともに運航を始め、現在ある3路線のうち、唯一のジェット機路線でもある。それだけに札幌線廃止は、主力路線を失うだけでなく、利用者数や搭乗率で劣る大阪線や福岡線の行く末にも影響しかねない。
 中信地区の自治体や関係団体でつくる「空港地元利用促進協議会」も22日に臨時総会を開き、対応策の検討に入る。松本市の坪田明男助役は、石川県が能登空港で導入している年間搭乗率が目標に達しなければ航空会社に県が損失補てんする「搭乗率保証」を例に挙げ「あい路が切り開けるなら、県が財政支援をする道もある」と県の支援に期待を寄せる。
 しかし、県は今のところ、地元が期待する支援策を打ち出すまでには至っていない。その背景には、日航が挙げる廃止根拠がある。
 日航は、札幌線に使っている機体「MD87」を、老朽化によって秋に“引退”させる予定。高所で空気が薄い松本空港は滑走距離が余計に必要で、定期便に利用できるジェット機は、日航所有のジェット機で最小の同機に限られている。
 札幌線の搭乗率は65%で「廃止対象路線の中ではトップクラス」(県交通政策課)だが、日航側が挙げる路線廃止の理由は飛行機の引退。村井仁知事は「搭乗率の問題なら努力のしようがあるが、日航内の機材繰りの話は、どうしようもない」と困惑を隠せない。
 知事は今のところ「(日航から)正式な話は一切聞いておらず、聞いたところで判断する」と態度を留保している。だが、地元自治体の観光担当者からは「県の対応が見えない。正式になってからでは遅いのに」と、いらだちにも似た声が漏れる。
 平日の昼すぎ、利用者でにぎわう松本空港のロビー。札幌市の親せきを出迎えた甲府市の石井かよこさん(47)は「夫の実家が札幌なので、毎年のように利用する。気軽に使える路線をなくさないでほしい」と訴える。県内の取引先に向かう札幌市の建材商社の男性社員(56)は航空会社の事情に理解を示しつつも「地方路線が廃止されることで、どこへ行くにも東京経由になってしまう」と、都市と地方との格差拡大にくぎを刺した。
 ■地域交通の尺度、経済だけか
 電話先で、東北なまりの担当課長がつぶやいた。「状況ですか? かなり厳しいですね」
 日航の地方路線廃止は10路線前後に上り、青森県は、青森-福岡線、三沢-札幌線の2路線が対象に挙がる。18日に三村申吾・青森県知事自ら日航社長を訪ね、存続を要望したが、社長は「会社経営の岐路にあり、協力いただきたい」と否定的だったという。
 地方交通機関がまさに受難の時代を迎えている。ローカル鉄道の北海道のふるさと銀河線、飛騨を抜ける神岡鉄道…。地域の足や観光拠点が経営難から姿を消していく。
 今回、その波が空路にまで及んだといえよう。コストだけで地域交通を考えていいのか、行政が果たす「公共」の役割とは何か。地方には重い課題が突きつけられている。

ビジネスニュース:イザ!
JAL「札幌線」廃止問題で募る自治体の危機感
Espresso Diary@信州松本:どうなる?!信州まつもと空港。