建築士会の役割は終わった

昨日は建築士会諏訪支部協議会+懇親会に出席。
久々に諏訪市内で吞む事が出来ました。
以前は支部総会と言っていましたが、近年「協議会」となりました。
長野県建築士会はスッタモンダで、今月から一般社団法人となりました。
とはいえ、中身が変わるわけで無し。
でも会費は値上げされました。

本来の会費は、個々では出来ないような建築士の活動を行うために使われるべきなのですが、この会は支出の大半が人件費なのに、それを削る事をやらない。
昨年度末で退職された事務局次長には退職金が出るのかな??
全く、良くわからない集まりです。
現状の建築士会は、建築士の地位向上に全く役立っていません。
事務職員に給料を出すのが目的の会になっています。

私たちは法律知識も一つの商売道具ですが、その割りに
建築士会連合会として輩出している国会議員が居ないだとか、
推薦する政党や政策が無い事は、非常に問題だと思います。
確かに、建築基準法は一朝一夕には、また私たちの思うようには変わりませんが、
市町村レベルの条例を定めたり変えたりするのは地方議員の仕事です。
建築士の資格を持ち、建築士の事も考えて活動している
首長や議会議員が居る市町村が長野県内にあるでしょうか?

「建築士の地方議員を輩出する」
このくらいなら出来そうな気がしないでもありませんが、いかがですか?
そこまで行かなくとも、議員や行政機関に申し入れが出来るくらいの集まりでありたいですね。
いつのまにやら、強制になった低レベルな定期講習について仲間同士で文句を言ってばかりいても何も変わらないのです。

ところで、多少の例外はありますが、
現在この会に属している方のほとんどが、仕事のフィールドが地元だと思います。
なので、県全体でまとまっている理由に説得力がありません。
特に広い長野県では長野市に遠いほどデメリットになっています。
木曽支部、飯伊支部の方など、会議に出席するだけで一日仕事です。
その割りに、たいした内容の会議で無かったりすると・・・

一般市民に建築士というものをアピールしている活動というのは、
諏訪支部で行っている、毎夏の木工教室や、歴史的建物の調査等の
地域活動ではないでしょうか。
これらはもちろん、自発的に行っている事です。(重要!)
他支部でも独自に頑張っているようですので、
建築士会は各地域の小さな集まりでも十分と言えるでしょう。

そもそも、県建築士会の活動といえば、会員大会のような内輪の集まりばかり。
出席者はその時の各支部役員が仕方なく出ているのが現状です。
建築士連合会の「全国大会」も然り。
どうせならマスコミにで取り上げられるような内容でないと、費用を掛けて行う必要がありません。
会が発足して60年。もう、県建築士会の役割は終わったのではないでしょうか。
連合会もほとんど役に立っていませんが。

ほとんどの支部事務局が地方事務所の合同庁舎に間借りしているなんて、長野県建築士会くらいものもので、恩を売られており、はっきり言って異常です。
実質タダで請け負っている、建築パトロールやら、都市計画審議会の委員なども適切な報酬を請求すべきなのに、それも出来ない。
公務員の天下り先団体からは卒業しましょう。

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