JR上諏訪駅西口にも石彫公園!?


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JR上諏訪駅西口広場が石彫公園になるらしい。
彫刻家から作品の寄贈をうけ、計画しているのは諏訪市とのこと。
新聞報道を読む限り、「寄贈を受けたから整備をする」、というお役所的発想・・・
議会で予算が承認されれば今年度内に完成の予定らしい。早い!
役所の仕事なのに、これは素早い!
湖畔の石彫公園に追加するという発想も全くなさそうです。

だいたい諏訪のどこが「アートな街」やねん!と関西弁で突っ込みたくなります。
そう言うなら、一人の作家のためでなく、他にもたくさん居るであろう?無名の作家さん達にも作品を公開出来る公共の場所を提供してもらいたいものです。
上諏訪駅に人を送ろうと思っても満足な駐車スペースが少ない。
国道側はほぼタクシー専用だし、狭い。
そうすると西口、となるのだが、以前は10台ほど停められるスペースが今ではつぶされているのです。
それだけ利用者が少ないのかはわかりませんが、停めっぱなしのマナーの悪い車もあったとか。(これは湖畔の駐車場にも言えます)
規模はまるっきり違いますが、宮崎県のシーガイアは県と市に施設譲渡の話があったそうですが、維持整備にお金が掛かりすぎるので断られたそうです。
本日25日の新聞報道にて、市民有志が反対の陳情を市と市議会に対し行ったそうです。
でもきっと出来てしまうと思います・・・
以下引用です。
JR上諏訪駅西口広場にアートな石彫公園
長野日報社 観光 2010-08-20
 諏訪市はJR上諏訪駅西側にある西口広場について、県出身で同市角間沢にアトリエを構える彫刻家、横沢英一さん(75)=東京都府中市=の石彫作品などを展示し、公園として整備する方針を固めた。横沢さんから作品の寄贈を受け整備する。野外ステージなども設置し「アートなまちづくり」の一環とした空間整備を進める。市は整備費2200万円を一般会計補正予算案に計上。27日開会予定の市議会9月定例会に提出する。
 横沢さんはこれまでも、諏訪湖畔の石彫公園の企画運営や、豊田の諏訪中央公園を設計するなど市内の公園整備に携わってきた。市建設部によると、横沢さんからの作品寄贈の申し出を受け、市の玄関口でもある駅前広場の整備を決めた。
 同広場は面積約3500平方m。計画では、ロータリー内側の広場を中心に、横沢さんの作品16基を展示。具体的な作品の形状や配置などは今後検討していくが、「諏訪の歴史や文化を表現した作品になる」(同部)という。ベンチとしても利用できるなど、直接触れられるようにする。
 これに合わせ、野外ステージや照明設備も設置。開放感のあるつくりとし、音楽をはじめ各種イベントなど、多目的に活用できる公園にしたい考えだ。年度内の完成を目指す。
 市は今年度、「アートなまちづくり」の一環として、約4600万円の事業費で同駅から諏訪湖畔までの歩道に埋め込み式の誘導灯を設置しているほか、駅近くの並木通りで花壇整備事業を推進している。国道20号から並木通りに通じる市道大手豊田線(通称サンロード)の拡幅工事も進んでおり、同部では「周辺の整備事業と合わせ、アートを感じてもらえる環境をつくっていきたい」と話している。


平成22年9月7日(火)追記
本日の新聞報道で、この計画が中止になるとのこと。
石彫の寄贈も断るようですが。
以下引用です。
長野日報 :2010-9-7 6:01
上諏訪駅西口の公園計画 異論受け議案撤回へ
 諏訪市がJR上諏訪駅西口広場で計画している石彫設置を伴う公園整備について、山田勝文市長は6日、開会中の市議会9月定例会で同事業の可決が見込めないことから、同事業を含む一般会計補正予算案の撤回を小林佐敏議長に申し入れた。山田市長は「陳情やさまざまな意見を重く受け止めた。拙速な部分があった」と説明。議会側は10日に本会議を再開して取り扱いを決定する予定だが、議案を付託された常任委員会で了承していることから、取り下げが認められる見通し。
 市議会事務局によると、市側が提出した議案を取り下げるのは同市では初めて。撤回が認められれば、市側は公園設置費2200万円を削除した一般会計補正予算案を改めて提出する。
 山田市長は、市側の申入れを受け開かれた議会運営委員会に出席。「いろんな意見を受ける中で拙速と判断した」と議案撤回の意向を改めて説明。予定された石彫の寄贈も断る考えを示した。
 また取材に対し「整備が進む駅東口やサンロードと合わせ、来年3月までに完成できれば素晴らしいと判断し提案した。丁寧に説明すれば理解を得られると思ったが、拙速な部分があった」と述べた。計画の再提案の可能性については「白紙に戻す」とする一方、「送迎用の駐車スペース確保は検討したい」とした。
 議案の取り扱いについては、議会側が修正案を提出して事業を削除する選択肢もあったが、市側の撤回を受け入れる方向で調整。小林議長は「寄贈者の気持ちに配慮し、議会内で賛否が割れたり、混乱が生じることを避けた。苦渋の選択」と説明した。
 計画は、同市角間沢にアトリエを構える彫刻家、横沢英一さん=東京都府中市=から石彫作品の寄贈を受け、駅西口広場に作品を設置し公園として整備する内容。しかし議会側から市民合意が得られていないなどの指摘が相次いだほか、市民有志から計画に反対する陳情や、諏訪商工会議所からも慎重な対応を求める要望書が出されていた。

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