図面にタテマエを描かせないで下さい

長野県景観条例というものがあります。
現在の新築物件は、これに掛かるので、届出を行ったのですが・・・

先日提出した確認申請の図面中、
配置図に植栽や植樹が無いので記入するように言われてしまいました。
私は「植樹の計画が無いので、何も描いてありません」と言ったところ、
困られてしまいました。
言葉は悪いですが、建前でも何か描いてもらいたいようです。
実際のところ、建物の予算だけでも苦労しているのに、植樹の計画など無理ですし、
そもそも県が個人の建物を建築する際に、敷地に木を植えろなどと言うのは余計なお世話も甚だしい。
非常に狭い敷地の施主にも同じ事を言っているのでしょうか?
木を植えるだけが景観美化に貢献すると思っている役人が作った条例という感じです。
私としては外来種の植物を植えるくらいなら、何も無いほうがマシと思っているのですが、
そういう生物学的な側面はまるで無視の条例です。
因みに、この条例に従わない場合は「指導」があるそうですが、法的強制力はないので、
「図面は直さないので、後で指導して下さい」とまで言ったのですが、
担当者も引き下がらないので、配置図に以下のような一筆を入れることにしました。
植栽・植樹について
申請時点では、建築物以外の予算が無いため、
建築物完成直後に植栽・植樹の予定はありません。
将来的には敷地南側に花壇や畑を造り建物周辺に植樹を行うことで
周囲の景観に配慮したいと考えている。
もちろん、予算のある新築物件なら外構計画も提案したいとは思っていますが、あくまでもこっち(設計者や施主)の都合で、県に口を出される筋合いは無い。

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