諏訪市の「まるみつ百貨店」が来年2月20日で営業を終了。
2004年に会社更生法の適用を申請してきたが、再建不可能と判断したとのこと。
残念ではありますが、仕方のない事です。

付近の国道20号線にある商店街も頑張っているのは感じますが、既に「駅前」は商売をする場所では無くなったのでしょう。
思い切って1階テナントの集合住宅でも建てた方が良いのかも知れません。
既存の商店街はある程度有るわけですし。
ビジネスチャンスに繋がる人もいると思うんだけどなぁ
市役所とか県合同庁舎のような公共施設が来ても良いと思いますが、どちらも耐震工事終わったばかりだし。
以下引用です。


長野日報:2010-12-23
まるみつ百貨店が来年2月20日閉店
 諏訪市の老舗デパート、まるみつ百貨店(太田啓社長)が、来年2月20日で閉店、清算する。22日、太田社長らが会見し明らかにした。新会社で再出発して6年10カ月。長引く百貨店不況の中、一昨年からの世界的な景気低迷が追い討ちをかけ、赤字体質から転換することができなかった。建物の後利用などは未定で、このまま進むと諏訪地方で唯一残った百貨店の灯が消えることになる。来春には諏訪市長選も控え、駅前という”玄関口の顔”だけに今後の成り行きに注目が集まっている。
 同百貨店は、前身の諏訪丸光が2004年に会社更生法を申請したのを受け、当時、諏訪商工会議所の会頭だった山崎壮一氏が「商業振興に不可欠」として会長となり05年に新体制で再出発した。初年度の06年2月期には売上高が2割近く回復し32億6000万円を計上、順調に売上高を伸ばしたが、08年をピークに再び下降線をたどった。
 この間、「地域密着のコンパクトな百貨店」とする新経営再建計画にも取り組み、諏訪市に店舗の一部を賃貸。リストラも進めてきたが、業績の向上に結びつかず赤字体質の好転には至らなかった。直近10年2月期の売上高は、会社更生法申請時を下回る25億7400万円。負債総額も13億8500万円になっていた。
 リーマンショック以降の影響も深刻化。売上高や客数が大幅に落ち込む中で、百貨店業界全体の経営環境改善も見られず、将来性が見えない中でさらに損失が拡大すると判断。事業の廃止と清算を選択した。
 店舗の営業は来年2月20日で終了、支払いや取引関係は従来どおり行われる。従業員80人は同日付で雇用を終了。同社では再就職などのバックアップをするという。また年明けの1月8日からは「全館完全売り尽くしセール」も行う。土地、建物については現時点で方向は定まっていない。
 会見した太田社長は「力不足で残念な結果になってしまった。お客様や従業員、地域の皆さんに迷惑をかけてしまうが、全て私の責任」と無念さをにじませ、深々と頭を下げた。山崎会長も「灯を消さないよう7年弱、努力してきたが、続ければ各方面に迷惑が及ぶ」とした。
 諏訪商工会議所では、表面化した同日午前中から関係者が対応に追われた。正副会頭会議を24日に開き具体的な対応策を決めるが、新たな委員会の設置で総合的に対応したいとしている。
 諏訪丸光の時代から45年にわたり、JR上諏訪駅前の”顔”として、諏訪、上伊那地方の人々に親しまれてきた百貨店だけに、閉店を惜しむ声も多い。また、中心市街地の核店舗閉店は、空洞化がさらに進むこととなり多くの”買物難民”を生むことにもつながる。同市の商業政策への影響も大きく、来春の市長選でも争点の一つとしてクローズアップされそうだ。


信濃毎日新聞 12月22日(水)
諏訪 消える百貨店の灯 利用客ら困惑「悲しい」 まるみつ閉店
 上諏訪駅前の顔が消える-。諏訪市諏訪の「まるみつ百貨店」が来年2月20日で営業を終了すると発表した22日、1965(昭和40)年の開店以来、45年にわたって親しんできた同店の利用客や地元商店街からは惜しむ声とともに、駅前はどうなるのかと不安の声が上がった。
 「本当に閉店するんですか」。同店に買い物に来ていた諏訪市上諏訪の主婦宮沢つる子さん(78)は驚きの声を上げた。自宅に近いこともあり、これまで30年以上、日用雑貨や食品などの買い物をしてきたという。「車の運転もできず、足も悪いので閉店してしまうと、今後どこに行っていいのか」と困惑した。
 同市上諏訪の会社員男性(62)は「諏訪で唯一のデパートであり、駅前の象徴だった。閉店してしまうのは、不便になる以上に悲しい」と肩を落とした。
 諏訪の名物として知られていた全国的にも珍しい百貨店温泉「なごみの湯」もなくなる。利用してきた会社員男性は「買い物ついでに温泉につかれるので非常に便利だった。残念で仕方がない」と話した。
 店内テナントの経営者の一人は「常連客もいるので、とにかく閉店間際まで営業を続けたい。その後のことは突然すぎて考えられない」と驚いた様子。「上諏訪駅前をこれ以上空洞化させてどうなるのか…」と戸惑っていた。
 百貨店の向かいで編み物店を営む女性店主も「百貨店の客が商店街を訪れるという流れがなくなってしまう」と、中心市街地の停滞を懸念。「この数年、どの店も不況の影響で売り上げが落ちている。みんなで商店街の今後を考えないといけない」と、先行きに不安をにじませた。